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スパイス
台所の引き出しのひとつはスパイスでいっぱい。
バニラ、シナモン、クローブ、カルダモン、クミン、コリアンダー、八角、胡椒。
これらを欠かすことはありません。

いちばん好きなのはカルダモン。
パチンと鞘を割ったとたん、清々しい香りが広がります。
カレーはもちろん、くだもののコンポートやジャム、紅茶にと大活躍。

粉よりも香りが飛びにくいホール状のものがおすすめ。
それでも使いあぐねたらその個性あふれる形をいかして
カードにあしらったり、瓶に入れて愉しむのも一考。

野菜

自分で育てた野菜、作り手のみえる野菜
元気な野菜が手に入ればいうことなし。
でもいちばん大切なのはあつかい方だと思う。

パッケージされて陳列していた野菜でも
心を込めてあつかえば応えてくれる
ぱちっと目覚めて美味しさを発揮してくれるものなのです。

カレー

"じっくり炒める" "ことこと煮込む"
が大好きな私にぴったりくるのがカレー!
モーネ工房の井上由季子さんにブックデザインをしていただいた
『一年中たのしむ 野菜のカレー』は
頁をめくるたびに懐かしい撮影の日々が香りとともに思い出される本です。

作り続けていくうちに本よりもすいぶんとシンプルな作り方になりました。
日常の献立にはもちろん、来客時によくつくります。
季節の野菜をたっぷり入れたキーマカレー
いろんな豆のカレー、魚介のカレーが我が家の定番かな。

ジャム

春はいちご、冬にはりんご。
お弁当のサンドイッチ用にと、ささっと作ってくれた母のジャム。
手作りのジャムは幼い頃から身近にありました。

お手本は友人のお母さん(オーストリー人)の杏ジャム。
彼女の70年ものつみ重ねに、たちうちはできないけれど
幸せな気持ちにさせてくれるジャム作りが大好き。

旬の短いくだものを小さな瓶にギュッと閉じ込め
半年先にも楽しめる。
私にとってそれがジャムの魅力。

雑穀

かえる食堂の松本朱希子さんに教えてもらった
正食(玄米菜食)の学校で出逢い、すっかりとりこになりました。
小鳥のえさ(!!)がこんなに個性豊かで美味しいなんて。
とりわけ好きなのはもちきびとたかきび。
岩手のものは美しくて味もとびきり。
心にゆとりがほしい時、食卓に並ぶことが多いようです。

豆が大好き。
うすい豌豆、そら豆、いんげん。
春から初夏にかけ緑の豆がつぎつぎに旬を迎え
食卓に春の風を運んでくれます。

季節を問わず楽しめるのは乾物豆。
寝る前にさっと洗ってたっぷりの水につける。
一晩のうちにぷっくりと水を含み
倍もの大きさになった豆たちに「おはよう!」
と声をかけ茹で始めます。

グツグツ煮立てず、やさしい火加減で気長にゆっくり。
気持ちよさそうにしている豆を見ていると
心がゆったりしてきます。

Photo by Maki Hashimoto
Copyright (c) Yuka Hirayama
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